Hello the universe!お星さまナビゲーターのアルドラです。

ちょっと季節外れですが、今回はしし座の星と名前についてです。

 

 

■しし座について

読者の皆様の中にはしし座の方はいらっしゃいますか?しし座は星座占いでは華やかでスター性がある一方、実は淋しがりやなところもあるそうですよ。あたっているのかなあ。

星座でのしし座(学名:Leo)は、春の代表的な星座です。しし座の星座絵は文字通り、ライオンの姿をしています。この星座の原型が生み出された古代バビロニアでは、初期では大きな犬の姿をしており、後期には「偉大な肉食獣」と呼ばれていました。ライオンが百獣の王と認識されていたのは当時も同じだったようで、しし座で一番明るい星を「レグルス(小さな王)」と名付けただけではなく、王様、国家を象徴する星として「王の星(レグルス)が黒くなれば宮殿の司令官が死ぬ」「しし座が黒くなると国土は不満となる」とまでいわれていました。

現代の星座絵はギリシャ神話をベースとしていますが、ギリシャ神話でのしし座は勇者ヘラクレスの最初の試練である、ネメアの獅子退治にでてくるライオンです。このライオンは凶暴な上に不死身で、あたりを荒らしまわっていた悪い子!このライオン退治をヘラクレスは命じられたのです。ヘラクレスははじめ弓で倒そうとしたものの歯が立たなかったのでこん棒で洞窟に追い込み、ついにはその怪力な腕で絞め殺しました。その後のヘラクレスはこのししの皮をいつも肩からかぶっていたそうです。その後にはざんねんな星座シリーズかに座で取り上げた展開が続きます。

4月の夜10時ごろに南の空にのぼり、春の大三角の一員なので春の代表的な星座としても名高いですが、11月中旬のしし座流星群も見逃せないので長く楽しめる星座ではないでしょうか。

 

■しし座の星と名前

(画像クリックで拡大)実はこれが最初に描いた大解剖シリーズ。地域の商店街マップをイメージした。

 

 

しし座は古来より有名な星座であるだけでなく、固有名が与えられている星も比較的多いです。ししのどの部分の星かを表す名前が多いので、星の名前を知っていると獅子の姿がとても想像しやすくなりますよ!

 

 

 

・α星:レグルス「小さな王、王子」

太陽の通り道にあるこの明るい星は、「しし座について」でふれたように、王や国家の象徴としても重要視されていました。星図によっては「コル・レオニス(ししの心臓という意味)」という名前になっているものもあります。この呼び名は古代ギリシャでの呼び名の名残だったようです。

 

・β星:デネボラ「尾」

ししの尾です。現代ではデネボラが有名ですが、ときどきデネブ(尾という意味)と呼ばれることもありました。しかし2015年の国際天文学連合の正式な固有名としてデネボラが採用されたので、今後は見かけなくなるかもしれませんね。

 

・γ星:アルギエバ「額」

この星はよく見ると、だいだい色の星ときいろの星で成り立つ美しい二重星になっています。しし座流星群の放射点はこの星の近くなのでいい目印になりますよ。

 

・δ星:ゾスマ「腰布」

文字通り、ししの腰あたりにあります。太陽系から58光年(光の速さで移動できれば58年でたどり着ける)ほどの位置にあるので、地球人さんには比較的ご近所の星です。

 

・ζ星:アダフェラ「ちぢれ毛」

クセっ毛に困っているときにそっと思い出してあげてください。まったく関係ないのですが、ζ(ゼータ)ってギリシャ文字もちぢれ毛っぽいですね。

 

・θ星:シェルタン「2つの小骨」

ひらがなで「しぇるたん」とかくとかわいいです。似た星におひつじ座の「しぇらたん」という星もあります。

 

・λ星:アルテルフ「目」

ライオンの目を表す星です。赤くぎらついた目…といいたいところですが、地球からの距離が約300光年ほどあるため暗く見えます。

 

・μ星:ラサラス「(南を向いたししの)頭」

これもそのままししの頭を表す星です。

 

 

余談ですが、しし座の上にはかわいらしいこじし座もあります。こじし座は1687年に生まれた比較的新しい星座です。目立たない星座ですが、春の宵にはししの親子セットで探してみてくださいね。

 

***

■ほかの大解剖シリーズ

まだまだ数は少ないですが、よかったらのぞいてみてくださいね。

★人間に恋してしまった星。プレアデス星団(すばる)大解剖

★幸せがつまってる!みずがめ座大解剖!

★ペガサスに乗ったらどこへ行こう?ペガスス座大解剖!

★おおいぬ座大解剖!おおいぬ座には「サル」という意味の星があった!

この記事を共有する!