Hello the universe!

お星さまナビゲーターのアルドラです。皆さんの血液型はなんですか?血液型は血球の内部にある抗原で分類する、ヒトの分類方法の一つですね。たんなる分類方法とはいえ、話題に困った時などにひとまず血液型占いの話でつなぐこともあるのではないでしょうか。

ところで血液型はおおまかにA型、B型、O型、AB型がありますが、恒星にもA型、B型、O型が存在するんですよ!

もちろん恒星には血液なんて流れていないので、血液型による分類はできません。恒星の”A型”は「スペクトル分類」という分類方法できまるものなんです。

 

 

恒星は、その質量や進化の過程によって、それぞれの表面温度が異なります。図のように、高温なO型星は約3~6万度、低温なM型星は約3000度と実にさまざまです。そしてこの温度によって恒星の色も異なって観察することができます。このそれぞれの温度で放たれた光を分解したものをスペクトルと呼びます。

「光を分解する」という言葉はイメージが難しいかもしれませんが、太陽の光が、雨粒でばらけて虹になっている姿を想像するとわかりやすいかもしれません。

このスペクトル、よ~く観察すると、ただの虹のようなグラデーションだけでなく、黒い線があちらこちらに入っていることがあります。これは吸収線とよばれ、この吸収線の位置を調べると恒星の温度や恒星に含まれる成分がわかります。宇宙の遠く離れた星に直接行かなくても、温度や成分がわかるなんてすごいですよね!量子力学のたまもののひとつです。

図では簡潔に温度(色)による恒星の分類方法をスペクトル分類としていますが、もっと厳密に書けば恒星の光のスペクトルのパターンで分類した分類方法がスペクトル分類です。スペクトルのパターンを”型”と呼びますが、この型をさらに細かく分類するときは10分割して高温な方から0~9の数字を割り当てます。

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スペクトル分類は当初、OBAFGKMの7種類でした。この暗記方法として”Oh Be A Fine Girl, Kiss Me!”(ああ、お上品な女の子になってキスしてください!)が有名ですが、日本語で覚える場合は「お(O)ば(BA)ふ(F)ぐ(G)か(K)む(M)」というのもおすすめですよ。(「おばふぐかむ」は中の人が昔知人に聞いた暗記方法)

R型などの他の型は変光星やさらに冷たく暗い星が発見された近年に加えられたものです。

 

ちなみにスペクトル分類では太陽はG2型に属します。人間のようなA型やO型に属していなかったのは少し残念かもしれませんね。

 

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