Hello the universe!

お星さまナビゲーターのアルドラです。クリスマスも近づいて忙しくなってきましたね。

私の予定はまだありませんが……。プレアデス星団の7人姉妹が大きなクリスマスの催しをするようですが行きたいなあ、なんてなかなか素直に言えませんね。

今回はざんねんな星座図鑑第4弾で「おうし座」です。

 

おうし座の星座絵は、真っ白な牡牛の姿をしています。その身体は雪のように白く、やさしげな瞳を持ち、美しい2本の角を生やしたその牡牛の正体は、ギリシャ神話おなじみの大神ゼウスの変身したすがた。このおうし座の姿については、ギリシャ神話ではこのような話があります。

フェニキアの王女エウロペが、海のほとりで花をつんでいると、どこからともなく真っ白な牡牛が現れました。

どこからきたのか疑問に思いつつも、とても美しい牡牛だったので近づいて撫でていると、牡牛は乗ってほしいといわんばかりに足元にかがみ、背中をこちらへむけました。牡牛の望むままにそっと背中に乗った瞬間、その牡牛は猛スピードで海へと駆け出したのです!

王女が慌てて後ろを振り返りますが、生まれ育ったフェニキアの地はあっというまに小さくなり、青くかすんで地平線のかなたに消えてしまいました。

やっと落ち着いたエウロペが「あなたは誰?どこに行くの?」と尋ねると、牡牛は「私は大神ゼウス。おまえをクレタ島で花嫁にする。」とはじめて人間の言葉を話したそうです。王女があたりを見回すと地中海を突き進む牡牛のそばにはイルカが集まり、海の妖精たちは祝福の音楽を奏でていました。

ギリシャのクレタ島へたどり着いたエウロパは、最終的にゼウスとの子を3人授かったそうです。また余談ですが、彼女のエウロパという名前は「ヨーロッパ」の語源となりました。

 

また別のお話では、イオという美しい娘がゼウスと戯れていたところを、ゼウスの妻ヘラに見つかり牝牛の姿に変えられてしまった、というものもあります。

イオもエウロパも神話上有名なゼウスの愛人として、ふたりとも木星の衛星の名前になっています。なぜ木星かというと、ゼウスの英語名は「ジュピター」であり、木星の名前自体ゼウスからとられたものだからです。

 

ギリシャ神話ではイオやエウロパのように「ゼウスの浮気の被害者」が多く存在します。「全知全能の神さまなのに…」という感想も否定できませんが、ギリシャ神話の神さまが数多く存在し、人間じみているところは日本の神さまにも通じるところがあるかもしれませんね。

 

 

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