Hello the universe!

お星さまナビゲーターのアルドラです。ざんねんな星座図鑑第2回は「やぎ座」です。

 

やぎ座の星座絵をみると、上半身はやぎ、下半身は魚という、不思議な姿をしていますね。やぎ座が完全にこの姿になった歴史的な理由は前にも書きましたが、ギリシャ神話ではとても残念な解釈がされています。

牧羊神パーンは、「パニック」の語源にもなった狂乱を起こす神さまです。ギリシャの言い伝えでは、アテナイの連合軍とペルシャの軍が戦った古の「マラトンの戦い」で、巨大なパーンの像が表れてペルシャの兵を混乱させてアテナイ軍を勝利に導いたといわれています。また、ギリシャ神話の全知全能神ゼウスと巨人族の戦いでは、ほら貝を使って巨人族にパニックを引き起こさせたという功績もあります。

あるときギリシャの神さまたちとナイル川で会食をしていたとき、テュフォーンという怪物が現れました。テュフォーンは巨人族の怪物で、神が星に触れるほど背が高く、蛇の頭が肩から100頭生え、全身から羽が生え、目から火を放ち、100の口から轟音を慣らし、膝から下がとぐろを巻いた姿だったといいます。今にしてみると思春期に考えた強そうな設定を全部詰め込んだ怪物のようですね。

会食中にこの怪物が現れたから神さまたちはびっくり仰天!われ先にと変身して逃げていきます。

そんななかパニックの神さまであるはずのパーンも大パニックに陥ってしまいます。川に飛び込むために魚に変身しますが、大パニックのパーンは失敗してなんとも奇妙な姿に。

そしてこの時に変身したすがたがやぎ座の姿なのです。

 

普通の人なら真っ黒な暗黒歴史としてしまいそうですが、この牧羊神パーンはなんとも気の大きな神さまで、自らのへんてこな姿に大笑いしたそうです。案外、星空で自分の姿を見つけても思い出し笑いをしているかもしれませんね。

 

この記事を共有する!