過ごしやすい秋が終わり、ずいぶん寒くなってきましたね。寒いからってもこもこ着込むと動きにくかったり、電車でも心なしか窮屈です。でも冬は星がきれいな季節。明るい星が多いですし、空気が澄んで暗い星も見やすくなっています。時には空の下へ飛び出して、きれいな星空を俳句に残してみませんか?

今回は冬の季語の中から、星に関するものを集めてみました。俳句だけでなくその他の創作に役立ててもらえると嬉しいです。

 

冬の星

★冬の星(ふゆのほし)

凍えるほど寒くても見る価値がある冬の星。冬の星の季語の中でもやわらかみがある言葉ですね。

・ことごとく未踏なりけり冬の星 高柳克弘「鷹」

 

★寒星(かんせい)、凍星(いてほし)

しんとした寒い夜に見上げる星や月もやはり寒々として見えます。「冬の星」よりは威厳や固いイメージがありますね。

・寒星や神の算盤ただひそか 中村草田男「銀河依然」

・寒星や重き扉の中はジャズ 鈴木邦子「潮の目」

 

★荒星(あらぼし)

木枯らしが吹き荒れる夜の星です。風の強い日は星の光もよくまたたきます。

 

★冬星座(ふゆせいざ)

冬の星座全体を表す言葉です。冬の大三角形、冬のダイヤモンド、オリオンの足元にたたずむうさぎ座などなど、冬には探したくなる星や星座がたくさんあります。

 

★星冴ゆ

つめたく乾燥した空気を通して、まっすぐ輝く冬の星をとてもよく表した言葉です。

 

 

冬銀河

冬の天の川は銀河中心部であるいて座側と逆を見ているので、夏や秋の天の川よりもやせ細って見えます。夏のような圧巻の銀河、とはいきませんが、繊細な星の集まりが楽しめます。またこの冬の天の川の繊細さを表した伝説もあるんですよ。

・冬銀河らんらんたるを惧れけり 富安風生「愛日抄」

・サックスの低音が好き冬銀河 下条冬二「ぬかるみ」 (前にも掲載しましたがお気に入りです)

・北へ行く列車短かし冬銀河 中村洋子「薫風」

・屋上にバケツ置き去る冬銀河 五島高資「雷光」

 

 

 

 

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