Hello the universe!

お星さまナビゲーターのアルドラです。

皆さんは南半球で見える、テーブルさん座はご存知でしょうか?

星座名は漢字を使わずにひらがなを使うのが慣例なので、「テーブルさん」だけでは人の名前のように見えてしまうかもしれませんが、これは「テーブル山」(テーブルマウンテン)という山の名前なのです。

テーブルマウンテンはアフリカのケープにある山の名前で、山頂が3kmも平たくなっていてテーブルのような形をしています。これは、雨や風で山の柔らかい部分が削れて自然にこのような形になったものです。星好きな方の中には「聖地巡礼」としてこの山に登ってみる方もいらっしゃるみたい。この山ではフランスの天文学者ラカイユも南半球の星を観測をしているので、「聖地巡礼」の意味として「星座になっている」ことだけにはとどまりませんね。

 

ところでテーブルさん座について、「テーブルさん座は昔の本に『ひらやま座』で書いてあったのを見たことがあるよ」と教えていただいたことがあります。……うーん、平たい山だから「ひらやま」ってことなのかなあ?

調べてみたら「星座の神話(原 恵)」にも書いてありました。どうやら戦時中は一時期テーブルさん座が「ひらやま座」として提唱され、本にも「ひらやま座」として表記されていたことがあったみたいなのです。そして「ひらやま座」には、天文学者平山 信、平山 清次両博士の名前を記念する意味も込められていました。

テーブルさん座ならぬ、ひらやまさん座ですね!

ちなみに、主な業績はどちらも小惑星の軌道計算や発見で、平山 信・平山 清次博士には血縁などはなかったとのこと。

しかし、1944年の学術会議で、「テーブルさん座」が正式な訳語として採用され、「ひらやま座」はある意味で幻の星座となってしまいました。

 

私の「アルドラ」という名前も、おおいぬ座η星の固有名「アルドラ」からいただいているのですが、元星座の名前だった平山さんもちょっとうらやましいなあ。

 

 

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