Hello the universe!

お星さまナビゲーターのアルドラです。今回は一旦最終章にします!カメやワニなどをいれるとまだまだあるのですが、…折を見て再開するか、水族館を増築するかもしれません。では今回のおさかなさんたちです!

 

★時速70kmで飛ぶ!とびうお座

88星座の中には「とびうお座」という星座があります。聞きなじみのない方もいらっしゃるかと思いますが、それもそのはず、この星座は完全に南半球でしか見られない星座なのです。

北半球にはおとめ座、てんびん座など神話ベースの星座が多く存在しますが、南半球には「とびうお」「ふうちょう(鳥の名前)」「きょしちょう」「くじゃく」「カメレオン」「はえ」など生き物のなまえが星座になったものが多くあります。

これは南半球でみられる星座のほとんどが16世紀の大航海時代に作られたものだからです。今では動物園で簡単に会える動物たちもありますが、長い航海の末に持ち帰られた異国の生き物たちはよほどインパクトが大きかったのでしょう。

南半球での星の観測記録とあわせて、珍しい生き物たちや、「ぼうえんきょう」「らしんばん」など航海に役立った道具たちも星座となっていきました。

しかしこの時代の星座の欠点は、星の並びからこれらのものが連想しずらいところかもしれません。

ところでだいぶ話がそれてしまいましたが、現代の私たちにはとびうおは生活の中でもなじみが深い星座ですね。なにせとっても美味しいそうですから!

日本では九州や日本海で「アゴ」とよばれ、「あごだし」のうどんやらーめんはものすごくおいしいのだとか。単に焼いてもおいしいですし、そのたまごは「とびっこ」としてお寿司のネタにもなるそうです。

このとびうおは時速50~70㎞で海面の上を飛ぶので、昼夜関係なく低い船に乗る人にはぶつかってしまうこともあるみたい。それだけの速度でぶつかると小さな魚でも結構痛いんだろうなあ…。

 

 

★きれいな瑠璃色!クジャクスズメダイ

マーシャル諸島のサモア諸島では、みなみじゅうじ座にさかなを描いていたみたい。今回は星座絵と生息地からクジャクスズメダイを描いています。

みなみじゅうじ座は前回でも出てきた通り、南半球でみられる星座です。

みなみじゅうじ座は星座でこそ十字架ですが、サモアでは「さかな」、ブラジルでは「エイ」、ソロモン諸島では「網」、オーストラリアでは「(漁で使う)モリ」、と漁で見かける身近なものを見立てていることも多いんですよ。

 

 

★ビジュアルがすでに強そう!かじき座

南半球でみられる星座には「かじき座」もあります。カジキもまた、日本では食卓に並ぶ身近な生き物ですね。

でも海の中ではとっても怖い生き物で、水中で最も早く泳ぐ魚としてギネスブックにも登録されており、その剣のような上あごは、船や軍艦すら貫くんだとか。速い種では時速100㎞を超えるそう。

刺されたらひとたまりもなさそうで怖いなあ…そもそも見た目がすでにつよそうですもんね、かじきは。

 

でもこの星座、英語名の「Dorado」をみると、「かじき」ではなく「シイラ」なんです。

本当は1603年の「ウラノメトリア」という星図では金色に輝くシイラが星座となったものです。本によっては実際シイラが描かれています。しかし、1627年の「ウラノグラフィア」という星図では「かじき」という名前でかじきがえがかれているんです。

結局「Dorado」というシイラを意味する名前が残り、かじきの絵が残るという、ちぐはぐな星座になってしまいました。

 

 

 

今回は南半球の星々を中心に、ほしぞらに描かれた魚を見て回りましたがいかがでしたか?

また増築したり、リフォームすることでお目見えすることもあるかもしれませんが、ほしぞら水族館はここでひとまず閉館します。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

 

 

 

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