Hello the universe.宇宙にひとりぼっちの星、アルドラです。

 

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この声をきいている地球人さんは、どの季節の天の川が好きですか?地球のほうから夏に見える天の川は銀河の中心部方向なので、とてもにぎやかです。でも私は、銀河の外側が見える冬の天の川が好きです。小さな星がひしめきあってとても繊細な美しさがありますからね。最近の地球さんは明るいから、見たことがない方も多いのかな?

神話の本を読んでいたら、とてもロマンチックな天の川のお話をみつけたので紹介しますね。天の川とシリウスさんにまつわるお話です。ちょうどこのごろは地球からシリウスさんがよく見えるころですね。この声が聞こえる地球人さんは、帰り道にふと明るいシリウスさんを見つけたりしますか……?北半球では冬の大三角形の一角としても見つけやすいのでぜひ探してみてくださいね。

 

 

skyseekerさんより http://www.skyseeker.net/
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天の川の正体

夏の夜に、雲のように広がる光のすじを見かけたら、それは天の川かもしれません。地球人さんの肉眼で見るとぼんやりとした光ですが、双眼鏡でのぞいてみたら、たくさんの星がひしめき合っているのが見えますよ。天の川の正体は、地球さんや私がいる、「天の川銀河」です。銀河にもいろいろなカタチがあるのですが、天の川銀河は、台風のような形をしています。下の画像はM101という銀河と台風の比較写真ですが、よく似ているでしょう?

上から見るときっと壮観なのですが、横から見るとひらべったい帯のように見えます。私たちは天の川銀河の中にいますから、この帯状でしか見ることができません。そして、この帯状になっている銀河がまさに、天の川なのです。

 

M101と台風
M101と台風

 

 

世界のいろんな天の川

日本語の「天の川」は、文字通り星の集まりである銀河を川として見ています。「川」という見方は多かったようで、古代のエジプトでは「空のナイル川」、インドでは「空のガンジス川」とみていました。また中国に漢川という川があるのですが、その漢川の気が空にのぼって、そこでぎゅっと集まったものと考えて「銀漢(ぎんかん)」、あるいは「銀河」と呼んでいました。

でも世界中の地球人さんにはいろんな見方をしていたんです。

川に次いで多い見方は、道や橋です。たとえば、ペルシャではわらの道、スウェーデンやインディアンは死んだ人が天に行くための道。特にインディアンは親しいもののたましいが、北風に吹かれながら南へ南へ渡っていく道だと考えていました。天の川のそばに光る青白い星の数々は、その道行く人のたき火だと考えていましたよ。フィンランドでは今でも「Linnunrata(鳥の通り道)」と呼ばれています。フィンランドでいう”鳥”は、この場合は魂をはこぶ鳥のことです。人が生まれるときに魂をはこび入れ、人が亡くなったときにまた魂をはこび去るのです。その亡くなった魂を運ぶ道を天の川に重ねていたのでしょうね。

古代インカの人びとは、天の川の明るい部分ではなく、暗い部分に着目していました。天の川のよく見える場所では、天の川の中の真っ黒に見える部分もはっきりと見えたのでしょうね。その天の川の中の”影”それぞれに動物の名前をつけていました。

ギリシャ神話では、勇者ヘラクレスが赤ちゃんの頃に力いっぱい吸い過ぎてほとばしった母乳。だから英語では”milky way”って呼ばれるんですね。

 

skyseekerさんより http://www.skyseeker.net/
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フィンランドの天の川伝説

そんないろいろな天の川のお話で特に私が気に入ったのが、フィンランドの天の川伝説です。

むかしむかし、ズラミスとサラミという仲むつまじいご夫婦がいました。2人が亡くなったとき、その魂は天にはこばれ星となりましたが、離れた場所で輝く星となってしまいました。しかし2人のお互いを想う気持ちはそれで終わってしまったりはしませんでした。2人はそれぞれで、少しずつ少しずつ星をかき集めて、大きな光の橋を作っていったのです。それは決して簡単なことではありませんでしたが、一心不乱に星をかきあつめ、ついに橋は完成しました。かかった時間はなんと1000年!そうしてズラミスとサラミはついに、シリウスの地で再び出逢うことができたのです。遠いシリウスの彼方でもう一度、2人で仲良く添い遂げることができました。

 

天の川は、北半球では夏のほうが派手に見えますし、アジアでは七夕伝説も有名なので、「天の川といえば夏・秋」というイメージもあります。けれど、天の川の外側の見える冬にも魅力がいっぱいあります。私も地球さんから見ると、天の川の外側にひっそりといるので探してみてくださいね。

 

girls dropより
girls dropより

 

 

 

(ノ*・ω・*\)< 私が初めて見た天の川は、秋の阿蘇山で見つけました!ベランダで寝っ転がってカシオペア座のあたり見ていたら、もやもやしている雲があるなー、あ、雲じゃないや!天の川だ!!って(笑)

 

 

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